KAAT EXHIBITION 2018
さわひらき 潜像の語り手

  • 日時 2018/11/11(日)~2018/12/9(日)
  • 会場 中スタジオ

劇場が提案する、美術とパフォーミングアーツの新たな交差点「KAAT EXHIBITION」

2018年は11/11-12/9までの1ヶ月間、映像作家・さわひらきの作品を中心にダンサー・島地保武・酒井はなの新作ダンス作品、リーディング、ラップパフォーマンスと多彩なプログラムを展開します。

現実と非現実の境界へと誘う独特の映像表現が各国から高く評価されている気鋭の映像作家さわひらき。2014年の個展以来、国内4年ぶりとなる大規模個展。さわの映像には、忘却の奥に眠っているイメージを見つけるための扉が無数用意されている。さわが紡いだイメージとのふれあいを通じて、鑑賞者は忘却の奥に潜っていた自身の記憶と一時の再会を果たすだろう。揺り動かされた記憶は、鑑賞者の身体に鮮やかに浸透し、新たな記憶として更新される。本展タイトルにある「潜像」とは、現像液に浸す前の真っ白な印画紙に潜む未だ見えないイメージを意味する。劇場というブラックボックスで展開されるいくつもの「潜像」とのふれあいは、自身の記憶との再会、人々の記憶とのつながり、新たな自分への越境を促します。

特設サイトはこちら → https://kaat-seasons.com/exhibition2018/

 

【作家さわひらき×キュレーター トークショー】
映像作家さわひらき氏×本展キュレーター中野仁詞氏によるトークショーを開催いたします。


日時:11月25日(日) 13:00~(40分程度)
会場:「さわひらき 潜像の語り手」会場内(KAAT神奈川芸術劇場 3F 中スタジオ)
料金:無料(「さわひらき 潜像の語り手」、ダンス公演「silts-シルツ-」の入場チケットをご購入いただく必要がございます)

※ダンス公演「silts-シルツ-」のチケットでのご入場は、会期中一回のみとさせていただきます。誠に恐れ入りますが、公演を挟んでの複数回無料入場はご遠慮いただいておりますので、ご了承ください。
※「さわひらき 潜像の語り手」の会場内の映像プログラムは1時間となっております。お時間に余裕を持ってお越しくださいませ。


さわひらき/映像作家

1977年石川県生まれ。2003年ロンドン大学スレード校美術学部彫刻科修士課程修了。心象風景や記憶の中の感覚といった実体のない領域を、映像・立体・平面作品などで構成されたビデオインスタレーションで表現する。ブリスベンのクイーンズランド・アートギャラリーでの第6回アジア・パシフィック・トリエンナーレと、第17回シドニービエンナーレ(2010)、成都ビエンナーレ2011、近年では2017年だけでもReborn Art Festival、札幌国際芸術祭、奥能登国際芸術祭など多くの国際展において作品を発表し、各国から高い評価を得ている。彼の個展はNational Museum of Victoria、Melbourne(2006)、フランスのブザンソン美術館(2010)、近年では資生堂ギャラリー(2012)、神奈川県民ホール(2012)、東京オペラシティアートギャラリー(2014)がある。

 

関連イベント

本展覧会では、さわひらきの映像作品に、ダンスと朗読という時間芸術(パフォーミングアーツ)を邂逅させる実験的な取り組みを展開します。
イベントの最新情報は、当サイトや公式Facebookにて随時お知らせします。 

 

■トークショー
白井晃(演出家・俳優/KAAT神奈川芸術劇場芸術監督)×さわひらき
11月17日(土)13:00

会場:KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ(「さわひらき 潜像の語り手」メイン会場)
展覧会チケットで観覧無料・予約不要

■ダンスパフォーマンス
島地保武×環ROY×鎮座DOPENESS
11月17日(土)15:00/18:30 ※各回30分程度
音響:岡直人
アート×ダンス×ラップ———コンテンポラリーな分野で活躍するパフォーマーたちが、さわひらきの作品に導かれながら融合する。

会場:KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ(「さわひらき 潜像の語り手」メイン会場)
展覧会チケットで観覧無料・予約不要

左(c)Ryu Endo  ・右(C)Takao Sakai

島地保武 /ダンサー・振付演出家

1978年長野県生まれ。2004~06年Noism(新潟市)、2006~15年ザ・フォーサイス・カンパニー(フランクフルト)に所属しメインパートを踊る。2013年に酒井はなとのユニットAltneuを結成。2014年に「NHKバレエの饗宴」に Altneuで出演。資生堂第七次椿会メンバーになりパフォーマンスに加えインスタレーション作品を展示。近年は2015年Noism2『かさねのいろめ』、2016年愛知県芸術劇場制作・環ROYと共作共演『ありか』、2017年アレッシオ・シルベストリンと共作共演『短い影』、谷桃子バレエ団『Sequenza』。アーツ前橋「アートの秘密」展にインスタレーション作品を出品。2018年Noism2『私を泣かせてください』鳥取県文化振興財団制作『夢の破片』がある。辻本知彦とのユニット「からだ」を始動し『あし』を発表。KAATでは『不思議の国のアリス』(2017-2018年)に出演。現在、フランス国立シャイヨー劇場のレジデンスプログラム(ファブリック・シャイヨー)に選ばれ滞在制作中。

環ROY/Tamaki Roy

ラッパー。17年にCDアルバム『なぎ』を発表。その他、これまでに計5枚のソロアルバムを発表。国内外の様々な音楽祭に出演。ミュージックビデオ『ことの次第』が第21回文化庁メディア芸術祭推薦作品へ入選。
http://www.tamakiroy.com

 

鎮座DOPENESS/Chinza Dopeness

ラッパー。09年にCDアルバム『100%RAP』を発表。以降バンドアルバム『だいぶ気持ちいいね!』ミニアルバム『T.U.B.E.P』などを発表。国内外の様々な音楽祭に出演。客演でのコラボレーションも多数。
https://twitter.com/DOPENESS_TIME

 

■リーディングパフォーマンス
『最後の物たちの国で』
出演:神保悟志、はな
脚本・演出:白井晃

12月1日(土)14:00/16:00
12月2日(日)14:00/16:00 ※各回20~30分程度

会場:KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ(「さわひらき 潜像の語り手」メイン会場)
展覧会チケットで観覧無料・予約不要

原作:ポール・オースター(柴田元幸訳/白水Uブックス刊)
展覧会場で行われる、ポール・オースター原作「最後の物たちの国で」を原案としたリーディングパフォーマンス。 
©Paul Auster, 1987 Japanese language reading rights arranged with Paul Auster in care of Carol Mann Agency, New York through Tuttle-Mori Agency, Inc., Tokyo

 

神保悟志

静岡県出身。1992年『父の鎮魂歌 海軍主計大意 小泉新吉』(TBS)にて主演デビュー。TVドラマ『温泉へ行こう!』シリーズ(TBS)、『相棒』シリーズ(EX)、『牡丹と薔薇』(CX)、『大奥』(CX)など出演多数。映画、舞台、ナレーターなど幅広く活躍している。最近の出演作品に連続ドラマ『そして、誰もいなくなった』(NTV)、『下北沢ダイハード』(TX)『西郷どん』(NHK)、舞台『ライ王のテラス』(宮本亜門演出)、映画『破裏拳ポリマー』(坂本浩一監督)など。2019年2月に舞台『プラトーノフ』(森新太郎演出)に出演予定。

はな

神奈川県横浜市出身。2才から横浜のインターナショナルスクールに通い、17才からモデル活動を始める。学業と平行してモデル活動を続け、その後テレビやラジオ、エッセイの執筆など活動の範囲を広げる。現在もファッション誌で活躍するかたわら、「Lovely Day~hana金~」(FMヨコハマ)のナビゲーターや、「夢の通り道」(日本テレビ)のナレーションも務めている。英語・フランス語に堪能で、その語学力を活かした絵本も多数。趣味はお菓子作りや仏像鑑賞。2017.9月国宝応援大使に就任。


KAAT EXHIBITION 2018
さわひらき×島地保武「siltsーシルツー」

会場:大スタジオ

日程:11月23日(金)~11月25日(日)

会場構成・映像:さわひらき

演出・振付:島地保武

出演 Altneu(アルトノイ)(酒井はな、島地保武)

公演HPはコチラ



助成:芸術文化振興基金
協賛:

スケジュール

開館時間
10:00 - 18:00(入場は閉場の30分前まで)会期中無休
※11月14日[水]・16日[金]・24日[土]は19:00まで、17日[土]は20:00まで開場

チケット

チケット料金
入場料:一般700円/学生・65歳以上500円 高校生以下無料 障害者手帳をお持ちの方とその付き添いの方1名は無料/10名以上の団体は100円引き ▼ご観劇の前後、"お得に"展覧会を楽しもう! ※『セールスマンの死』『Lost Memory Theatre〈The Concert〉』『宝塚歌劇花組 ロマンス「蘭陵王—美しすぎる武将—」』のいずれかのチケットを受付でご呈示いただくと一般入場券(700円)が100円引きでお求めいただけます。(他の割引との併用はできません。) ※「silts」のチケット提示で本展を会期中1回ご覧いただけます。

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