『日蓮聖人御法海』三段目切「勘作住家段」
(にちれんしょうにんみのりのうみ かんさくすみかのだん)
- 日時 2016/2/27(土)~2016/2/28(日) 15:00 開演 (14:30 開場)
- 会場 大スタジオ
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KAme
先行 2015/11/28(土) - 一般発売 2015/12/12(土)
KAAT竹本駒之助公演、第6弾開催決定!
人形浄瑠璃文楽や歌舞伎でおなじみの「義太夫節(ぎだゆうぶし)」という音楽を、女性によって演奏するのが女流義太夫です。特別な舞台装置や衣裳はなく、太夫の語りと三味線だけで、役柄を演じわけ、ストーリーを展開する「素浄瑠璃(すじょうるり)」という上演スタイルで、女流義太夫の魅力をご紹介します。竹本駒之助ならではの演目を、KAATならではの特別な舞台空間でお聴きいただくシリーズの第6弾は、『日蓮聖人御法海』三段目切「勘作住家段」(にちれんしょうにんみのりのうみ さんだんめのきり かんさくすみかのだん)。義太夫節の本来の魅力が存分に活かされる駒之助の語りの芸の力。義太夫節・素浄瑠璃は初めてという方でも、その芸の虜になること間違いなしです!
【出演】
竹本駒之助(たけもと こまのすけ/太夫)
鶴澤津賀寿(つるざわ つがじゅ/ 三味線)
神津武男(こうづ たけお/お話)
早稲田大学演劇博物館 招聘研究員
平成27年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
▼日蓮聖人御法海』三段目切「勘作住家段
(にちれんしょうにんみのりのうみ かんさくすみかのだん)
日蓮宗の宗祖・日蓮(1222-1282)の生涯を描いた人形浄瑠璃の作品。作者は並木宗輔。成立事情は複雑で、1742年宗輔が江戸滞在中に書き下ろしたとされるが、初演は遅れて1747年10月江戸肥前座『いろは日蓮記』。次いで宗輔が没した1751年の10月、大坂道頓堀豊竹座『日蓮聖人御法海』と改題・改作された。近世期の人形浄瑠璃界には日蓮宗の信者が多く、そのため本作は日蓮の没した10月によく通し・立てで上演されたが、1918年を最後として通し・立ての上演が絶える。今日では三段目中「龍の口」、三段目切「勘作住家」のみが伝承される。物語の全体は、初段に日蓮の出家、二段目は伊豆の法難、三段目は龍の口の法難と石和川鵜飼石の奇跡、四段目は甲斐国身延山、五段目は武蔵国本門寺での入滅、という日蓮の受難の一生を描く。
▼あらすじ
鎌倉幕府の5代執権・北条時頼は、浄瑠璃本の世界では善政を布いたひと。往生浄土を願い、「近国の川々」へ禁断の場所を設けて殺生(漁業狩猟)を禁じた時頼は、座禅の間に籠もってしまう。このため硬直した官僚主義が、鎌倉幕府を覆う。難病に苦しむ北条重時は、唐土の医者伯夷軒の言う通り「申の年申の月申の日。申の刻に生れた男子の胆を取て用ひ」るために探している。三段目切「勘作住家」の舞台は七月七日、甲斐国「波木井の里。生沢川の浜先」の貧家。鵜飼・勘作は、禁漁地を犯した罪で囚われている。庄屋の機転で五十貫の科料で許されることとなるが、一家は金策に苦しむ。折しも来合わせた本間六郎左衛門は、勘作の子・経市が「申の刻限揃ふ」誕生と知って、百両で買い取る。勘作の老母は、理由をたださず、勘作を救うために孫経市を売ってしまう。庄屋は百両を持って勘作の釈放に向かう(三段目切の端場)。妻お伝は金策出来ずに帰宅し、「鎌倉幕府が生胆を取るため、申の年月日刻の揃った男子を探す」との噂を話す。勘作が帰宅すると、老母は経市を売ったことを悔い、自害する。庄屋が勘作の死骸を運んで来るが、さきほど帰宅したのは、実は勘作ではなくその幽霊であったと知られる。一日のうちに、夫・子・義母を失ったお伝は、生沢川へ身投げしようとする。そこへ、日蓮聖人の奇跡が救う。
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チケット
当日券 |
2/27(土)・2/28(日)ともに当日券あり。開演の30分前より5F大スタジオ受付にて販売。
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チケット発売日 |
KAme先行(かながわメンバーズWEB先行販売): 2015/11/28(土) ~2015/12/11(金) かながわメンバーズ入会はこちら一般:2015/12/12(土) |
チケット料金 |
(全席自由)
4,000円
▼各種割引
高校生以下1,000円
U24チケット(24歳以下)2,000円
いずれも、一般発売日よりチケットかながわのみの枚数限定販売。
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