第19回神奈川国際芸術フェスティバル・テーマシンポジウム「オペラ!/?~ネクスト・ジェネレーションへの試み/から」
- 日時 2012/10/7(日)
- 会場 ホール
第19回神奈川国際芸術フェスティバル・テーマシンポジウム
「オペラ!/?~ネクスト・ジェネレーションへの試み/から」
10月7日(日) 開演/15:00 開場/14:30
【出演】
一柳慧(作曲家)/宮本亜門(演出家)/茂木健一郎(脳科学者)
山本理顕(建築家) /やなぎみわ(美術作家)/田尾下哲(演出家)/菅尾友(演出家)
▼日本のオペラ発祥の地横浜で「オペラ・バレエの殿堂」として数々の国内初演オペラを送りだしてきた神奈川県民ホール。国内初の公共コンサートホールとして日本クラシック音楽演奏史とともに歩んだ神奈川県立音楽堂。そして新しく演劇専用の劇場として誕生したKAAT神奈川芸術劇場。3つの場を拠点に、音楽、舞踊、演劇、美術と様々な芸術ジャンルにわたる企画が繰り広げられる、神奈川国際芸術フェスティバル。今年は「オペラ!-ネクスト・ジェネレーションへの試み」のテーマを冠し、「オペラ」という言葉にインスパイアされた多彩な作品やプロジェクトが並びます。
▼オペラとは、そもそも何でしょうか?-「舞台の総合芸術」として、あらゆる芸術のジャンルを包括すると言われる「オペラ」の語源は、ラテン語で「仕事」「わざ」を意味し、人間の協働作業によるプロジェクトを総称する言葉でもありました。
▼では、舞台とは、そもそも芸術とは何なのでしょうか?いま、「将来を展望し、舞台はどこにいく」のでしょうか?「つくる」とは何を意味する行為なのでしょうか?わたしたちはいま、どんな未来をオペラに、アートに託すのでしょうか?
▼「アラブの春」、「欧州発・経済危機」、自然と人間との共生、そして「3.11」…激動のなかで、私たちはこの世界との関わり方、将来への視点の変換をかつてないほど切実に必要としています。
▼公益財団法人神奈川芸術文化財団の芸術総監督、一柳慧と、KAAT神奈川芸術劇場芸術監督、宮本亜門が、オペラ通として知られる茂木健一郎をはじめ、いま内外のオペラ界で活躍するオペラ演出家、田尾下哲や菅尾友と各界の魅力的なゲストを招き、「オペラ」を切り口に、あるいはさらに発展して「アート」またはもっと自由に広い視点で、「いま」あるいは「未来」の社会を展望するトークセッションを、「つくる」拠点である劇場空間で展開します。
▼どうぞふるってご参加ください!
▼料金
入場無料(全席自由・要予約)
インターネットまたはFAX受付:定員に達し次第締め切ります。
▽FAX用紙をダウンロード
/public_kanagawa-arts.or.jp/img/userfiles/files/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0.pdf
▽WEBによる申し込みはこちらから
http://www.kanagawa-arts.or.jp/19kiaf/symposium.html
●「第19回神奈川国際芸術フェスティバル」参加公演、展覧会のチケットをお持ちの方=優先予約受付
●「一般の方」=限定300名様先着順予約
▽マダムバタフライX』~プッチーニのオペラ「蝶々夫人」より詳細ページはこちら
http://www.kaat.jp/pf/madame-butterflyx.html
主催:KAAT神奈川芸術劇場(公益財団法人神奈川芸術文化財団)
文化庁平成24年度優れた劇場音楽堂からの創造発信事業
▽以下から第19回神奈川国際芸術フェスティバルのHPがご覧頂けます。
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一柳 慧 Toshi Ichiyanagi(作曲家、ピアニスト)
1933年2月4日、神戸生まれ。作曲を平尾貴四男、池内友次郎、ジョン・ケージ、ピアノを原智恵子、ヴィヴェレッジ・ウェブスターの各氏に師事。第18回(1949)および20回(1951)毎日音楽コンクール(現、日本音楽コンクール)作曲部門第1位入賞。1954年から57年までニューヨークのジュリアード音楽院に学ぶ間、エリザベス・クーリッジ賞(1955)、セルゲイ・クーセヴィツキー賞(1956)、アレキサンダー・グレチャニノフ賞(1957)を受賞。「20世紀音楽研究所」フェスティバルの招聘により1961年帰国。自作および日欧米の新しい音楽の紹介と演奏をおこない、さまざまな分野に強い刺激を与える。1966-67年、ロックフェラー財団の招聘により再度渡米、アメリカ各地で作品発表会をおこなう。1976年、ドイツ学術交流会(DAAD)の招聘でベルリン市にコンポーザー・イン・レジデンスとして半年間滞在。欧州各地の音楽祭で自作の発表と邦人作品の演奏をおこなう。その後も再々訪欧し、ヨーロッパのプロ・ムジカ・ノヴァ・フェスティヴァル(1976)、メタムジーク・フェスティヴァル(1978)、ケルン現代音楽祭(1978、81)、オランダ音楽祭(1979)、ベルリン芸術週間などから委嘱を受ける。1981年《ピアノ協奏曲第1番「空間の記憶」》で第30回尾高賞を受賞。1984年に、作曲、演奏、プロデュース活動に対して中島健蔵最優秀賞を、また《ヴァイオリン協奏曲「循環する風景」》で2度目の尾高賞を受賞。同ヴァイオリン協奏曲は、同年2月にニューヨークのカーネギー・ホールでアメリカ初演された。同じ年の6月には現代音楽祭「今日の音楽」のテーマ作曲家として、西武劇場において多数の作品が演奏され、同じ月には日仏文化サミットの一環として、武満徹とともにパリのシャンゼリゼ劇場でフランス国立管弦楽団によるオーケストラ作品の演奏会が行われた。1985年5月、フランス共和国芸術文化勲章を受章。1988年11月、サントリー音楽財団(現、サントリー芸術財団)の主催による「作曲家の個展―'88一柳 慧」で、同財団委嘱の《交響曲「ベルリン連詩」》を発表。この演奏会は、1989年1月の第30回毎日芸術賞を受賞する。1989年にはこれまでの一連の活動に対して京都音楽賞大賞を、《ピアノ協奏曲第2番「冬の肖像」》により3度目の尾高賞をそれぞれ受賞。翌1990年、《交響曲「ベルリン連詩」》で、4度目の尾高賞を受賞。80年代から90年代にかけて、国立劇場からの委嘱により、《往還楽》、《雲の岸、風の根》、《伶楽交響曲「闇を熔かして訪れる影」》などの、雅楽、伶楽、声明、舞のための大規模な作品を継続的に発表。1989年9月には、国立劇場の二つのホールを同時に使用する《伶楽交響曲第2番「日月屏風一隻虚諧」》が初演。1989年に伝統楽器群と声明を中心とした合奏団「東京インターナショナル・ミュージック・アンサンブル-新しい音楽」(TIME)を組織。以来、アメリカ各都市と、イギリス、ドイツ、オーストリア、フランス、ノルウェーなどヨーロッパ各地の演奏旅行をおこない、ベルリン・フェスティバル(1992)、ウィーン・モデルン(1996)、ハダースフィールド現代音楽祭(1992)、ウルティマ・オスロ現代音楽祭(1997)など多くの音楽祭に出演した。自身の伝統楽器群と声明、舞のための《道》、《道Ⅱ》など、欧米各地で演奏された。2002年には第33回サントリー音楽賞を受賞。2004年、パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)のコンポーザー・イン・レジデンスに就任。2006年、3作目のオペラ《愛の白夜》を初演。1999年に紫綬褒章を、また2005年には旭日小綬章を受章。2008年文化功労章。現在、TIMEの芸術監督、アンサンブル・オリジン―千年の響き音楽監督、日本音楽コンクール顧問、セゾン文化財団評議員、サントリー芸術財団評議員、神奈川芸術文化財団芸術総監督などをつとめ、現代音楽の普及にも携わる。
宮本 亜門 Amon Miyamoto(演出家)
1958年東京生まれ。ミュージカルのみならず、ストレートプレイ、オペラ等、ジャンルを越える演出家として、活動の場を国内外へ広げている。2004年、ニューヨークのオンブロードウェイにて「太平洋序曲」を東洋人初の演出家として手がけ、同作はトニー賞の4部門でノミネートされる。最近の作として、12年1月三島由紀夫原作「金閣寺」NY凱旋公演(赤坂ACTシアター他)、4月小泉八雲原作「耳なし芳一」リーディング(KAAT)、5月オスカー・ワイルド作「サロメ」(新国立劇場)を上演。2012年秋は、9月「ウィズ~オズの魔法使い~」(KAAT他)、11月「マダムバタフライX」(KAAT)が上演予定。
茂木 健一郎 Kenichiro Mogi (脳科学者)
山本 理顕 Riken Yamamoto(建築家)
1945年生まれ。71年東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻修了。73年山本理顕設計工場設立。2007~2011横浜国立大学大学院教授。2011~横浜国立大学客員教授、日本大学特任教授。代表作に岩出山町立岩出山中学校、埼玉県立大学、公立はこだて未来大学、東雲キャナルコートCODAN、横須賀美術館、福生市庁舎など。チューリッヒ、北京、天津、ソウルなどでも複合施設、公共建築、集合住宅を手掛ける。88、2002年日本建築学会賞作品賞、98年毎日芸術賞、00年日本芸術院賞など受賞多数。主な著書に『地域社会圏主義』(LIXIL出版)、『RIKEN YAMAMOTO山本理顕の建築』(TOTO出版)など。
やなぎ みわ Miwa Yanagi(美術作家)
京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。1993年、京都で初個展を開催し、96年以降、海外の展覧会にも多数参加。2009年ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館代表作家。近年は演劇公演を行い、近代日本における諸芸術運動の成立・混淆をテーマとする『1924三部作』や「PANORAMA〜パノラマ〜」を美術館や劇場で上演している。http://www.yanagimiwa.net/
田尾下 哲 Tetsu Taoshita(演出家)
1972年兵庫生まれ、横浜育ち。平成21年度五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。 ドイツ人演出家ミヒャエル・ハンペとの出会いを機に本格的に演出を学び、2000年から演出家として活動を開始。2003年から2009年まで、新国立劇場オペラ・チーフ演出スタッフを務めた。 新国立劇場では約70のプロダクションに参加。アンドレアス・ホモキ等の演出助手、再演演出家として多数担当。『スペース・トゥーランドット』、『フラ・ディアヴォロ』では演出だけでなく台本も担当した。 2009年6月、チューリヒ歌劇場『カヴァレリア/道化師』で共同演出家・振付家としてヨーロッパデビュー。以後、コーミッシェ・オパー、ベルリン『ラ・ボエーム』(アンドレアス・ホモキ演出)、NYリンカーンセンター『神経症ギリギリの女たち』(バートレット・シャー演出)に参加した。 他に、首都オペラ『運命の力』(2005)、日生劇場『カプレーティ家とモンテッキ家』(2007)、二期会『カヴァレリア/道化師』(2012)などの演出作品がある。 他分野では、ホリプロ『ボニー&クライド』、東宝『ソングス・フォー・ア・ニュー・ワールド』、フジテレビ『プロミセス、プロミセス』のミュージカルを演出し、今後はあいちトリエンナーレ2013『蝶々夫人』演出、劇作家としてのデビューも予定されている。
菅尾 友 Tomo Sugao(演出家)
スケジュール
※開場は開演の45分前
チケット
チケット料金 |
入場無料(要予約)
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