視覚言語がつくる演劇のことば ラボ2
- 日時 2020/9/27(日)
- 会場 zoomにて行います
視覚に障害のある方々とダンスの見方を探る「音で観るダンスのワークインプログレス」に続き、視覚言語にフォーカスした演劇体験をろう者の方々とつくる新たなプロジェクト「視覚言語がつくる演劇のことば」を始めます。このプロジェクトでは、演劇に手話や字幕などのアクセシビリティを後からつけるのではなく、あらかじめクリエイティブな要素の一部として組み込みながら、実験的で質の高い演劇をつくることを目指します。
現在の社会状況を踏まえ、今年はオンラインにて実施します。社会全体のコミュニケーションが一変しつつあるなかで、見るプロであるろう者の方々と、これまで気づいていなかった視覚を通したコミュニケーションや身体性の表現について実験していきます。
ラボ2 関係性をファシリテーションする
多様な人が場を共有する際、共通言語を見つけるまでに労力と時間を要することが多々あります。ラボ2では、手話を含む視覚言語と音声言語などを用いて聴者とろう者・難聴者が共に謎解きゲームに挑む「異言語脱出ゲーム」を開発している菊永ふみさんと、進行中の議論のプロセスを視覚化し参加者の思考をサポートするグラフィックレコーディングの第一人者である清水淳子さんをお招きします。異なる背景を持つ参加者の関係性をフラットにし、互いの存在を生かしあうためのコミュニケーションを生み出す視覚言語について語り合います。
10/2追記
9月27日に行なわれた「視覚言語がつくる演劇のことば ラボ2」では、ゲストの清水淳子さんにリアルタイムでグラフィックレコーディングをしていただきました。実際に描いていただいた画像を公開致します。
①ゲストの菊永ふみさんが活動についてお話された内容のグラフィックレコーディング
PDFはこちらから
②清水さんと菊永さんのお二人で手話通訳なしで対話した記録
9/21追記 ご好評につき、申し込み人数が定員に達したため、受付を終了しました。
■ゲスト
菊永ふみ(きくなが・ふみ) 異言語謎解きクリエイター
ろう者。福祉型障害児入所施設(主たる対象は聴覚障がい)の児童指導員として働く傍ら、2015年、ろう者・難聴者と聴者がコミュニケーションを取りながら謎解きをしてミッションをクリアする「異言語脱出ゲーム」を開発。NHK、100BANCH、NTT、UBS、国立国語研究所、京都国際映画祭、沖縄国際映画祭、学校、自治体などで提供。2018年一般社団法人異言語Lab.を立ち上げ、代表理事を務める。
清水淳子(しみず・じゅんこ) デザイン・リサーチャー/ビジュアル・ファシリテーター
1986生まれ。2009年 多摩美術大学情報デザイン学科卒業後 デザイナーに。2013年Tokyo Graphic Recorderとして活動開始。2019年、東京藝術大学デザイン科修士課程修了。現在、多摩美術大学情報デザイン学科専任講師として、多様な人々が集まる場で既存の境界線を再定義できる状態 “Reborder”を研究中。
■モデレーター/本プロジェクト企画
田中みゆき(たなか・みゆき)
キュレーター/プロデューサー/東京都渋谷公園通りギャラリー学芸員。アートセンターなどに勤務後、「障害は世界を捉え直す視点」をテーマにカテゴリーにとらわれないプロジェクトを企画する。近年の企画に、『音で観るダンスのワークインプログレス』(2017年〜19年、KAAT神奈川芸術劇場)、映画『ナイトクルージング』(2019年公開)など。http://miyukitanaka.com/
定員:40名(先着順・要事前予約)*締切日:9月 23 日(水) ※受付終了*定員になり次第、〆切日前でも締切らせていただくことがございます。
※Web会議システム「Zoom」のウェビナー機能を使用いたします。可能な限り安定して接続できるインターネット環境でご視聴ください。画面構成の都合上、スマートフォン等では資料の視聴が難しい場合がございますので、パソコンでのご参加を推奨いたします。
※事前にZoomアプリインストール(https://zoom.us/support/download)、および必ず通話 / 接続確認をされた上でご参加をお願いいたします。操作上で不明点がある場合Zoomヘルプセンター(https://support.zoom.us/hc/ja)を参照ください。
【予約方法】
9/21追記 ご好評につき、申し込み人数が定員に達したため、受付を終了しました。
2020年9月14日(月)12:00 より、メールにて受付いたします。oubo★kanagawa-af.org(★マークを@に変更してください)に件名を「視覚言語 ラボ2」として以下をご記入の上、お送りください。
1. 氏名(フリガナ):必須事項 2. 年齢 :自由回答3. 性別 :自由回答4. メールアドレス(上記oubo@~ からのメールを受信できるように設定ください):必須事項5. 電話番号(携帯番号でも可):必須事項 6. 住所(市区町村まで):必須事項
*個人情報は本事業に関するご連絡および今後の催事のご案内以外には使用いたしません。
問い合わせ先 : KAAT 神奈川芸術劇場 TEL. 045-633-6500(代表)
主催 : KAAT 神奈川芸術劇場
助成 : 一般財団法人地域創造、文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)、
独立行政法人日本芸術文化振興会
スケジュール
13:00~15:30
※手話通訳・文字支援あり
チケット
チケット料金 |
参加費:無料 |
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