視覚言語がつくる演劇のことば ラボ3
- 日時 2020/11/25(水)
- 会場 zoomにて行います
視覚に障害のある方々とダンスの見方を探る「音で観るダンスのワークインプログレス」に続き、視覚言語にフォーカスした演劇体験をろう者の方々とつくる新たなプロジェクト「視覚言語がつくる演劇のことば」を始めます。このプロジェクトでは、演劇に手話や字幕などのアクセシビリティを後からつけるのではなく、あらかじめクリエイティブな要素の一部として組み込みながら、実験的で質の高い演劇をつくることを目指します。
現在の社会状況を踏まえ、今年はオンラインにて実施します。社会全体のコミュニケーションが一変しつつあるなかで、見るプロであるろう者の方々と、これまで気づいていなかった視覚を通したコミュニケーションや身体性の表現について実験していきます。
ラボ3 イギリスの実践から学ぶ
障害のある人が、観客として舞台芸術を楽しむだけでなく、つくり手となり活躍しているイギリス。そこでは、手話や字幕、その他の視覚言語が、情報保障を超えて、作品の芸術性を高める役割を担っています。ラボ3では、ろうの演者と聴者の演者がフラットに共存しながらつくりあげる公演を手掛けるジェニ・ドレーパーと、自身が聞こえないながらも手話だけでない視覚言語の可能性を追求する、ソフィー・ウーリーをお招きします。彼らの実践から、クリエイティブな道具としての視覚言語のあり方について学びます。
■ゲスト
ジェニ・ドレーパー
イギリス手話と口語/文語英語により演劇を上演するフィジカル・シアター・カンパニーfingersmithsのアーティスティック・ディレクターを務める。これまでに演出した『Frozen』『Up n Under』『My Mother Said I Never Should』の3作は、国内ツアーを行なった。フリーランスの演出家として、現在はニューロダイバーシティ(神経多様性)をテーマとした新作に取り組む。舞台芸術に特化した手話通訳でもあり、国内の劇場や通訳者、若者を対象としたワークショップやコンサルティングも行う。http://www.fingersmiths.org.uk/
ソフィー・ウーリー
ロンドン出身の作家でありパフォーマー。10代で聴力を失い、39歳で人工内耳手術を受け、聴力を取り戻す。劇場、テレビ、文学、ラジオドラマ、コメディとジャンルを横断し活動する。2019年に制作会社を立ち上げ、2020年には“ろうのサイボーグ”になった経験をもとにした『Augmented』が国内ツアーを行う。公演はいずれも字幕付きの口語英語あるいはイギリス手話による英語で行われる。テレビやラジオ向けの演劇をつくりながら、YouTube向けに『Deaf Faker』シリーズを配信する。http://www.sophiewoolley.com/
■モデレーター
田中みゆき(たなか・みゆき)
キュレーター/プロデューサー/東京都渋谷公園通りギャラリー学芸員。アートセンターなどに勤務後、「障害は世界を捉え直す視点」をテーマにカテゴリーにとらわれないプロジェクトを企画する。近年の企画に、『音で観るダンスのワークインプログレス』(2017年〜19年、KAAT神奈川芸術劇場)、映画『ナイトクルージング』(2019年公開)など。http://miyukitanaka.com/
11/20追記 ご好評につき、申し込み人数が定員に達したため、受付を終了しました。
定員:50名(先着順・要事前予約)
*締切日:11月22日(日)
*定員になり次第、〆切日前でも締切らせていただくことがございます。
※Web会議システム「Zoom」のウェビナー機能を使用いたします。可能な限り安定して接続できるインターネット環境でご視聴ください。画面構成の都合上、スマートフォン等では資料の視聴が難しい場合がございますので、パソコンでのご参加を推奨いたします。
※事前にZoomアプリインストール(https://zoom.us/support/download)、および必ず通話 / 接続確認をされた上でご参加をお願いいたします。操作上で不明点がある場合Zoomヘルプセンター(https://support.zoom.us/hc/ja)を参照ください。
【予約方法】
メールにて受付いたします。
oubo★kanagawa-af.org(★マークを@に変更してください)に件名を「視覚言語 ラボ3」として以下をご記入の上、お送りください。
1. 氏名(フリガナ)
2. 年齢(●歳代でも可)
3. メールアドレス(上記oubo@~ からのメールを受信できるように設定ください)
4. 電話番号(携帯番号でも可)
5. 住所(市区町村まで)
6. その他主催者へのご要望やご質問があればお知らせください。
*個人情報は本事業に関するご連絡および今後の催事のご案内以外には使用いたしません。
問い合わせ先 : KAAT 神奈川芸術劇場 TEL. 045-633-6500(代表)
主催 : KAAT 神奈川芸術劇場
助成 : 一般財団法人地域創造、
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会
スケジュール
※日英逐次通訳・手話通訳・文字支援あり
チケット
チケット料金 |
参加費:無料
|
---|