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お知らせ 2020/6/29 KAAT神奈川芸術劇場プロデュース新作(作 瀬戸山美咲/演出 杉原邦生) 出演者オーディションのお知らせ
KAAT神奈川芸術劇場・白井晃芸術監督のもと、2018年にはラップで紡がれる演出が話題を呼んだ『オイディプスREXXX』、翌19年には上演時間が10時間にも及ぶ超大作『グリークス』と、ギリシャ悲劇を連続上演し、その演出力に高い評価を得ている杉原邦生が、2020年冬、いよいよ新たな「創作」ギリシャ悲劇を演出します。
今回の上演では、ギリシャ悲劇の構成に倣い、プロローグから始まり、コロスの場面と物語が交互に四場面展開し、エピローグを迎えます。コロスは、最初から最後まで舞台上で物語の進行役として存在し、時に歌い踊り、若者二人の旅路の心模様を重層的に描く役割を担います。コロスはギリシャ悲劇における真の主役と言っても過言ではないほど、重要な存在なのです。
つきましては、以下の要領でコロス役のオーディションを開催しますので、杉原邦生が挑む新作にご興味のある方は、奮ってご参加くださいますようご案内いたします。
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■募集役柄: 「コロス」役 10名前後
■応募条件:18歳以上の男女
・心身共に健康な方。
・未成年の方は事前に保護者の承諾を得てください。
・下記の稽古日程・本番に全て参加できる方で、かつ下記のオーディション日程に参加が可能な方。
・出演が決まった場合は、ご自身の責任で稽古及び公演に参加できる方。
■稽古期間:2020年10月中旬〜【稽古場:KAAT神奈川芸術劇場内にて】
■公演予定:2020年11月末~12月中旬 【公演会場:KAAT神奈川芸術劇場<ホール>】
■応募締切:2020年7月10日(金)23:59必着
■二次審査:2020年7月19日(日)〜20日(月) 【書類審査通過者のみ】いずれか1日
■三次審査:2020年7月21日(火)【二次審査通過者のみ】
審査内容:身体表現・演技・台詞・歌
審査会場:KAAT神奈川芸術劇場内(横浜市中区・審査通過時にお知らせいたします)
■応募先:oubo@kanagawa-af.org (メールの件名は【「杉原邦生演出作品」オーディション応募】)
■応募書類:下記の所定の応募用紙をダウンロードの上、必要事項をご記入のうえ、メールにてご返送ください。
※審査日にNGがある場合には明記のこと。なお、応募書類はご返却できませんので、予めご了承ください。また、応募書類はオーディション以外の目的では使用いたしません。
■結果通知:書類選考に通過された方にのみ、7月16日(木)までに二次審査についての詳細をメールでご連絡いたします。※選考結果についての、お電話によるお問合せは一切受け付け致しかねますので、ご了承ください。
※現在閉館中のため、お電話でのお問い合わせは受付できません。ご質問などについてはメール(oubo@kanagawa-af.org)でお願いいたします。
瀬戸山美咲(せとやま みさき) 作
劇作家・演出家。ミナモザ主宰。2016年、『彼らの敵』(作・演出)で第23 回読売演劇大賞優秀作品賞受賞。最近の作品にオフィスコットーネ『埒もなく汚れなく』(作・演出)、さいたまネクストシアター『ジハード-Djihad-』、新国立劇場『あの出来事』(ともに演出)など。2019年にオフィスコットーネ『夜、ナク、鳥』(演出)と流山児★事務所『わたし、と戦争』(作・演出)で、2020年に『THE NETHER』(上演台本・演出)で第26回・第27回読売演劇大賞優秀演出家賞、芸術選奨文部大臣賞新人賞受賞。『アズミ・ハルコは行方不明』、『リバーズ・エッジ』など映画脚本も手がける。
杉原邦生(すぎはら くにお) 演出
演出家、舞台美術家。KUNIO 主宰。京都造形芸術大学在学中より演出・舞台美術を中心に活動。主なKUNIO での演出作品は、『エンジェルス・イン・アメリカ』(作:クシュナー)、最古のテキスト“Q1”バージョンを新訳で上演した『ハムレット』(作:シェイクスピア)、大学の恩師でもある太田省吾の名作を鮮烈に蘇らせた『更地』や『水の駅』、最新作『グリークス』など。木ノ下歌舞伎には2006年から2017年5月まで企画員として参加。『黒塚』、『東海道四谷怪談-通し上演-』、『勧進帳』、『三人吉三』、『三番叟』など11演目を演出した。近作はスーパー歌舞伎Ⅱ『新版 オグリ』、トライストーン・エンタテイメント『少女仮面』(作:唐十郎)など。KAAT 神奈川芸術劇場では2015年より毎年上演しており、KUNIO12『TATAMI』(作:松井周)、『ルーツ』(脚本:松井周)、木ノ下歌舞伎『勧進帳』、『オイディプスREXXX』(翻訳:河合祥一郎)、KUNIO15『グリークス』に次ぐ6作品目となる。第36回京都府文化賞奨励賞受賞。