KAAT神奈川芸術劇場プロデュース
『蛙昇天』
懸命に社会を生きる「個」のあり方を生々しく抉り出す、木下順二の不朽の名作を壮大なスケールで描き出す!
【作】木下順二 【演出】ウォーリー木下
【出演】中山優馬 矢崎広 音月桂 中村里帆 市川しんぺー
久ヶ沢徹 町田マリー 百瀬朔 白又敦
神保悟志 温水洋一
ほか
- 会場 ホール
- 料金 一般:9,800円 ほか
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お問い
合わせ チケットかながわ 0570-015-415(10:00~18:00)
公演情報
懸命に社会を生きる「個」のあり方を生々しく抉り出す、木下順二の不朽の名作を壮大なスケールで描き出す!
KAAT神奈川芸術劇場では、2026年度メインシーズンのホール公演として、ウォーリー木下演出による、木下順二の不朽の名作『蛙昇天』を上演します。
本作は2026年度メインシーズンのテーマ「なぜ人は線を引くのか -Why do people draw the lines ?」を掘り下げる3作のうちの1作です。
米ソ冷戦激化の時期を背景に、シベリア抑留者の帰還をめぐって当時の日本社会を揺るがせた実際の事件をテーマに、木下順二が書き下ろした『蛙昇天』。発表当時から大きな注目を集め、三越劇場での初演を観劇した、当時まだ高校生であった演出家の故・蜷川幸雄は、衝動的なものをそのまま表すこの演劇表現に惹かれ、この観劇体験が演劇を志すきっかけとなったと後年語っています。
本作は誠実に生きたいと願った青年が、苛烈な政治的対立の抗争の場に引きずり込まれ、ついに自殺へと至った事件を、寓意あふれる蛙の世界に写し取った傑作です。
世間のありように揺さぶられ、容易にゆがめられてしまう「個」という存在の脆さを生々しく抉り取り、人間の存在の意味をも私たちに問いかけてきます。
個人と民衆、真意と解釈、政治対立――。メインシーズンのテーマに結びつく、様々な線とその揺らぎを、懸命に生きる蛙たちの視線から見つめなおします。
本作の演出を手掛けるのは、KAAT初登場のウォーリー木下。国内外で高い評価を受けた東京2020 パラリンピック開会式で見せた独創的かつ包容力ある演出は、異なる価値観や立場の違いをつなぎ、観る者に深い共感を呼び起こしました。
音楽はウォーリー木下からの信頼も厚いトクマルシューゴと、のこぎり演奏家としても活躍する音楽家の西村直晃がタッグを組んで世界観を盛り上げます。振付はモモンガ・コンプレックスのメンバーとしても活動し、『SHELL』『パンドラの鐘』などの振付を担った北川結、仁科幸が務めます。
真実を伝えようと立ち上がるも、世間の波に翻弄される主人公・シュレを演じるのは、ミュージカルからストレートプレイまで数多くの舞台で主演をつとめ、一人舞台や楽曲など、活躍の場を意欲的に広げる中山優馬。シュレの元同僚・グレ役に、実力派として話題作への出演が続く矢崎広。シュレの母・コロ役に元宝塚歌劇団雪組トップで、退団後も舞台・映像で幅広く活躍する音月桂。そして、唯一無二の存在感と絶妙な愛嬌で魅了する温水洋一、ドラマ「相棒」の監察官としてもおなじみで、幅広い役柄を自在にこなす神保悟志、23年まで「猫のホテル」に所属し、印象的なキャラクター性を放つ市川しんペー、透明感のある佇まいと繊細な感情表現が魅力の中村里帆が出演。また、久ヶ沢徹、町田マリー、百瀬朔、白又敦など舞台を中心に活躍する俳優が、個性豊かな蛙たちを演じます。
個人と社会のうねりが生々しくぶつかり合い、人間の存在意義や生きることの意味を探求する傑作戯曲を、壮大なスケールでお届けします。
シュレ「僕がこの眼で見た、この耳で聞いた間違いのないただ一つの事実を |
あらすじ
ここは池の底に広がる蛙の世界。自分たちの住む池に突然石が投げ込まれる事件が起こる。取り囲むアオガエルたちは、これは陰謀ではないかと騒ぎ始める――。
アオガエルの国では、2大政党のデモフリ党とカプリ党が政権争いを繰り広げていた。デモフリ党の構成員たちはカプリ党を陥れようと、あれやこれやと画策する日々を過ごしている。そんなさなか、アカガエルとの戦争に負け、捕虜に取られていた仲間たちの帰還が活発化。帰ってきた一部メンバーから、あるアカガエルの一言についてデモフリ党に告発が舞い込む。カプリ党から捕虜が「アカガエルになるまでは帰してもらっては困る」と要請があった、と言っていたというのだ。格好の争いの種となったこの発言をめぐって、大騒動が勃発する。その矢面に立たされたのは、この一言をアオガエル語に通訳した帰還兵のシュレ。たくさんの思惑が渦巻く中、シュレは証言台に立つ。彼はただ、あるがままの真実を伝えようとするのだが――。
キャスト・スタッフ
【作】木下順二
【演出】ウォーリー木下
【出演】
中山優馬 矢崎広 音月桂 中村里帆 市川しんぺー
久ヶ沢徹 町田マリー 百瀬朔 白又敦
北川結 内海正考 中村駿 塚越志保 肥田野好美 米原有我
神保悟志 温水洋一
【演奏】西村直晃 成田七海 清田瞬
出演者コメント
中山優馬
今回、大役をいただけたこと、大変光栄に嬉しく思います。
胸の奥底を突き刺すセリフの数々で、説明の難しい感情になる瞬間が多くあります。
この想いを肉体に乗せて精一杯取り組もうと思います。
演出のウォーリー木下さんや、素敵な共演者の皆さまとご一緒出来ることもとても楽しみにしています。
劇場で見届けて下さい。
矢崎広
またKAAT神奈川芸術劇場に戻って来られることを、嬉しく思います。
次に挑むのは、なんと“カエル”の世界。
ウォーリー木下さんとは今回が初めてのご一緒となりますが、今から非常に楽しみです。
そして、素晴らしいキャスト・スタッフの皆様と共に、木下順二氏の不朽の名作に挑めることを、大変光栄に感じております。
今回のKAATでの旅路が、どんな出会いや景色へ繋がっていくのか。
ぜひ劇場で見届けていただけたら嬉しいです。
皆様のご来場を、心よりお待ちしております。
音月桂
私は一体、どう在りたいのか?
戯曲を読んだあと、私の中の何かが疼き、この問いが生まれました。
この作品、そしてコロという役と向き合いながら、私自身ともじっくり向き合うつもりです。
ご観劇くださる皆さまにとっても、この作品が、ご自身と向き合うきっかけや、心に残るカケラとなれば嬉しいです。
初めて立たせていただく劇場、そしてご一緒する皆さまとの時間に、今から胸が高鳴っています。
劇場でお待ちしております。
プロフィール
<作>
木下順二
1914年、東京に生まれる。東京帝国大学大学院修了。「彦市ばなし」「夕鶴」などの民話劇から出発し、「風浪」「山脈(やまなみ)」「オットーと呼ばれる日本人」「巨匠」といったリアリズムの本流に立つ戦後演劇のひとつの型を創り出した。『平家物語』を舞台にした「子午線の祀り」は新劇、歌舞伎、能、狂言などあらゆる分野の俳優が集まり創り上げた戦後演劇史上最大級の作品である。
<演出>
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ウォーリー木下
戯曲家・演出家。93年、神戸大学在学中に劇団☆世界一団(現sunday)を結成。特に役者の身体性を重視した演出が特徴。テキストに関しても、戯曲以外のものを使用することが多い。映像や音楽を取り入れた言葉を発しない、ノンバーバルパフォーマンス集団 THE ORIGINAL TEMPOのプロデュースを行い、エジンバラ演劇祭にて5つ星を獲得。その後、スロベニアや韓国、ドイツなどと国際共同製作を行い、海外からも高い評価を得ている。ストリートシアターフェス ストレンジシード静岡など様々な演劇祭でフェスティバルディレクターを務めている。メディアアートとパフォーミングアーツの融合で注目を集め、従来の”演劇”という概念を超えた新しい挑戦をし続けている。
近年の代表作は、東京2020パラリンピック開会式(演出)、『ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」』シリーズ(演出・脚本)、『チャーリーとチョコレート工場』、『Mrs. GREEN APPLE 2023-2024 FC TOUR “The White Lounge”』(ミュージカル演出)、ミュージカル『町田くんの世界』。
第49回菊田一夫演劇賞受賞。
<出演>
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中山優馬
2006年から芸能活動をはじめ、08年NHK連続テレビドラマ『バッテリー』でドラマ初出演にして初主演を務める。25年、26年5月には、“作・演出・出演”を自身で担当する『ONE MAN』シリーズを開催するなど、活躍の場を広げている。主な出演作品に【映画】「ホーンテッド・キャンパス」(16)「曇天に笑う」(18)、【舞台】『Endless SHOCK』(18~24)『血の婚礼』(24)『スイートホーム ビターホーム』(25)『破果』(26)など。
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矢崎広
1987年生まれ。山形県出身。2004年『空色勾玉』でデビュー。以降、舞台、ドラマ、映画、ナレーションなどジャンル問わず幅広く活躍。近年の作品として【舞台】『ダーウィン・ヤング 悪の起源』、『アメリカの時計』、『テンペスト』、『ハリー・ポッターと呪いの子』、『ボニー&クライド』、『Play a Life』『最後のドン・キホーテ THE LAST REMAKE of Don Quixote』『最後の事件』など。最近では、彩の国シェイクスピアシリーズ2nd『リア王』にてエドマンド役で出演。また夏に2人芝居『母さん、ラブソングです。』の出演が控えている。
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音月桂
埼玉県出身。1998年宝塚歌劇団に入団。2010年雪組トップスターに就任。現在、舞台、ドラマ、映画などに出演中。近年の主な出演作に【舞台】『スリー・キングダムス』『アメリカン・サイコ』『この世界の片隅に』『斑鳩の王子 ー戯史 聖徳太子伝ー』『ひげよ、さらば』『ナイツ・テイル』、【映画】「劇場版MOZU」、【ドラマ】「大丸愛は選択する」「モンスター」など。7月にPARCO劇場『うま』への出演が控える。
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中村里帆
1999年8月6日生まれ。高知県出身。2013年「nicolaモデルオーディション」でグランプリを受賞し芸能界入り。その後、「Ray」の専属モデルを務め、俳優としてドラマや映画、舞台にて活躍。主な出演作に【ドラマ】「君に届け」(23)、「連続テレビ小説 らんまん」(23)、「アンメット」(24)、「彼女がそれも愛と呼ぶなら」(25)、「バッドチョイス・グッドラブ」(26)、【舞台】『フラガール』(25)など。
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市川しんぺー
劇団「猫のホテル」メンバーとして23年まで活動。舞台を中心に実力派俳優として活躍し、唯一無二の存在感を発揮している。近年の主な出演作に、【舞台】『ピグマリオン-PYGMALION-』(26/演出:ニコラス・バーター)『きたやじ オン・ザ・ロード~いざ、出立!!篇~』(25/演出:ウォーリー木下)『泣くロミオと怒るジュリエット 2025』(25/演出:鄭義信)『あのよこのよ』(24/演出:青木豪)、【ドラマ】「Eye Love You」4話(24・TBS)などがある。
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久ヶ沢徹
1962年生まれ、福井県出身。小林賢太郎演劇作品やG2プロデュースをはじめ、数々の舞台に出演。様々なキャラクターを生み出す演技に定評があり、舞台を中心にドラマ、映画、ラジオ、ナレーションなど幅広く活動中。近年の主な出演作に【舞台】『発表せよ!大本営!』、『家政夫のミタゾノ THE STAGE レ・ミゼラ風呂』、『蹂躙さん』、『笑わせんな』、『SHINE SHOW!』【映画】「ノームの夜 〜並行食堂〜」【ドラマ】「ストーブリーグ」などがある。
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町田マリー
立教大学在学中より劇団毛皮族の看板女優として活躍。17 年に自身の演劇ユニット、パショナーリアパショナリーアを旗揚げ。近年では作・演出も手掛ける。その他、映画、ドラマにも活動の幅を広げている。主な出演作品に【舞台】『四畳半神話大系』(26)『来てけつかるべき新世界』(24)以上演出:上田誠、『セールスマンの死』(22/演出:/ショーン・ホームズ)【映画】「リライト」(25/監督:松居大悟)【ドラマ】「25 時、赤坂で」(TX)など。
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百瀬朔
1994年7月8日生まれ、兵庫県出身。2013年にドラマ「仮面ライダー鎧武」(テレビ朝日系)で本格的に俳優活動を開始。その後ドラマや映画、舞台に多数出演。近年の主な出演作に、【映画】「映像研には手を出すな!」【ドラマ】「顔だけ先生」(東海テレビ・フジテレビ系)「闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん」(MBS・TBS)、【舞台】『血界戦線』『ワールドトリガーthe Stage B級ランク戦開始編』『インヘリタンス-継承-』など。
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白又敦
1994年3月22日生まれ、神奈川県出身。「仮面ライダー鎧武/ガイム」初瀬亮二役で注目を集め、その後もドラマ・映画・舞台など多方面で活躍。近年はドラマ化もされた舞台『モリのアサガオ』にて主演を務め、能楽を取り入れた舞台『フェードラ -炎の中で-』、音楽劇『2FATE~二つの心と一つの夢~』などに出演。テレビ神奈川の情報番組「猫のひたいほどワイドNEO」猫の手も借り隊月曜レッドとしてレギュラー出演中。
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神保悟志
1962年静岡県生まれ。1992年ドラマ「父の鎮魂歌 海軍主計大尉 小泉信吉」(TBS)に主演し、以降数々のドラマや映画、舞台などに出演。近年の主な出演作は、【舞台】朗読劇『逆転裁判』(26)、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(26)、『ブロードウェイ・バウンド』、『浪人街』(共に25)、【ドラマ】「眠狂四郎」(26/NHK)、「パンチドランク・ウーマン-脱獄まであと××日-Season2」(26/Hulu)、「新・暴れん坊将軍」(25/EX)など。「相棒」(EX)シリーズにも長年レギュラー出演している。
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温水洋一
1964年生まれ、宮崎県出身。小劇場を経て、テレビ・映画・舞台で活躍。 CX「タカトシ温水の路線バスの旅」レギュラー出演中。「局めぐおやじ〜能登編〜」配信中。2017年に舞台『管理人』(森新太郎演出)で第52回紀伊國屋演劇賞個人賞受賞。『関数ドミノ』(22/前川知大演出)、『物理学者たち』(21/ノゾエ征爾演出)、『ベイジルタウンの女神』(20/25/ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出)など多くの舞台に出演。
【STAFF】
音楽:トクマルシューゴ 西村直晃
振付:北川結 仁科幸(モモンガ・コンプレックス)
美術:松生紘子
照明:松本大介
音響:星野大輔
衣裳:西原梨恵
ヘアメイク:新井健生
演出助手:友花
舞台監督:川除学
制作進行:ycoment
スケジュール
10月下旬~11月上旬<ホール>
チケット
| チケット料金 |
一般:9,800円 ほか |
|---|
チケット取扱い
| チケットかながわ |
|---|
お得なチケット
KAATメインシーズンパスポート販売!
メインシーズン6作品を全てご鑑賞いただける「KAATメインシーズンパスポート」の販売を開始します!!
各作品のチケット発売日よりも前に、どこよりも早く、お得にチケットをお申込みいただけます。
【特別価格】38,400円(6,700円割引!)
【販売期間】2026/5/29(金)〜6/21(日)
【取扱い】チケットかながわWEBサイトにて販売 (枚数限定・先着順)
【対象作品】※日程は変更となる可能性がございます。
■KAAT×阿佐ヶ谷スパイダース 『ジャングル』(10/10〜11/1)
■KAAT神奈川芸術劇場プロデュース 『蛙昇天』(10月下旬~11月上旬)
■KAAT DANCE SERIES 『Close Up』(11/28・29)
■KAAT神奈川芸術劇場プロデュース 『ジャズ大名』(12/19~12/29)
■KAAT神奈川芸術劇場プロデュース 『スカイライト Skylight』(2027年1月下旬)
■KAAT神奈川芸術劇場プロデュース 『もうちょっとしたら、このあたりで』(仮)(2027年1月下旬〜2月上旬)
<ご来場の皆さまへのお願い>
ご来場前に必ず「ご来場のお客様へのお願い」をご確認ください。
主催・企画制作:KAAT神奈川芸術劇場
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
お問い合わせ:チケットかながわ 0570-015-415(10:00~18:00)
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