KAAT竹本駒之助公演第7弾
『摂州合邦辻』下の巻ノ切
「合邦内の段」

  • 日時 2016/9/22(木・祝)~2016/9/23(金) 15:00 開演 (14:30 開場)
  • 会場 大スタジオ
  • KAme
    先行
    2016/6/26(日)
  • 一般発売 2016/7/3(日)

KAAT竹本駒之助公演、第7弾開催決定!
人形浄瑠璃文楽や歌舞伎でおなじみの「義太夫節(ぎだゆうぶし)」という音楽を、女性によって演奏するのが女流義太夫です。特別な舞台装置や衣裳はなく、太夫の語りと三味線だけで、役柄を演じわけ、ストーリーを展開する「素浄瑠璃(すじょうるり)」という上演スタイルで、女流義太夫の魅力をご紹介します。竹本駒之助ならではの演目を、KAATならではの特別な舞台空間でお聴きいただくシリーズの第7弾。義太夫節の本来の魅力が存分に活かされる駒之助の語りの芸の力。義太夫節・素浄瑠璃は初めてという方でも、その芸の虜になること間違いなしです! 

【出演】
竹本駒之助(たけもと こまのすけ/太夫)
鶴澤津賀寿(つるざわ つがじゅ/ 三味線)

神津武男(こうづ たけお/お話)
早稲田大学演劇博物館 招聘研究員

 

『摂州合邦辻』下の巻ノ切「合邦内の段」

(せっしゅうがっぽうがつじ げのまきのきり がっぽううちのだん)

能『弱法師』や説経節『しんとく丸』に伝えられた、美少年・俊徳丸の受苦と再生の物語。17732月・大坂北堀江市之側芝居で初演された、人形浄瑠璃の作品。時代物としては短編で、上下二巻から成る。下の巻の切「合邦内」は、物語全体の終局部分。「合邦内」の初演者は、初演劇団の主宰者・紋下太夫である2代豊竹此太夫。初演で絶えた本曲を、179211月・大坂道頓堀東芝居で19年振りに再演したのは2代竹本綱太夫(通称・猪熊)であった。2代綱太夫は、豊竹座の初演作品でかつ上演の絶えた曲を、付け物・一幕物の小品として復活させることに取り組んだひとで、「 合邦内」はその最初の試みであった。同様の活動のひとつに1797年改題『中将姫古跡之松』(原題は1740年初演『鶊山姫舎松』)があるが、ともに説経節の作品世界に取材すること、「親子の深刻な断絶と和解」を主題とする点が共通する。

 

 

あらすじ

玉手御前の厳父・合邦は、もとは鎌倉幕府の大名。合邦の父は「青砥左衛門藤綱」という清廉潔白で知られた伝説上の人物で、名君・北条時頼の引き立てによって立身したひと。しかし合邦は浪人して失意の中に、娘・辻を設ける。河内の大名・高安左衛門通俊は老人ながら、正妻を失ったのち、腰元奉公していた辻を後妻 に迎え、名を玉手御前と改めさせる。通俊の老衰に伴い家督相続が問題となり、兄・次郎丸は妾の子、弟・俊徳丸は正妻の子という出自に従い、俊徳丸が嫡子と定まる。次郎丸は俊徳丸殺害を企てるが、密談の内容を玉手御前に立ち聞きされる(物語開幕直前の状況)。兄弟と同年代の玉手御前は、しかしふたりの〈母〉としての義理を全うし、かつ兄による弟殺害を未然に防ぐという至難の課題に孤独に立ち向かう。前年11月下旬、玉手御前は俊徳丸に不義の恋をしかけて家出させ、2月の春分「彼岸の中日」に「合邦内」で再会する。合邦の激しい倫理的追及の前に、反証の余地無しと思われた玉手御前が鮮やかに応酬して、さらに不治の病に冒された俊徳丸を身をなげうって救う。

 


【竹本駒之助義太夫人生一代記その7公開!】

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【写真】
竹本駒之助二四歳 新婚当初 湯島の自宅にて



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【写真】竹本駒之助24歳 結婚式当日 神田明神にて

 

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【写真】竹本駒之助十八才  湯島・鶴澤三生宅にて


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【写真】1950年「竹本駒之助命名披露興行」淡路島・市村劇場にて

 

 

 

スケジュール

9.22(木・祝)15:00★
9.23(金)15:00
★託児サービスあり(公演1週間前までに要予約・有料。マザーズTEL.0120-788-222)

チケット

チケット発売日

KAme先行(かながわメンバーズWEB先行販売): 2016/6/26(日) ~2016/7/2(土)

かながわメンバーズ入会はこちら

一般:2016/7/3(日)

チケット料金
全席自由 4,000円 ▽各種割引 ・高校生以下1,000円 ・U24チケット(24歳以下)2,000円  いずれも、一般発売日よりチケットかながわのみの枚数限定販売。

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