『黙れ子宮』初演時舞台写真

2021年公演より ⓒKNCDC. 

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KAAT×ケダゴロ×韓国国立現代舞踊団

『黙れ、子宮』

気鋭のダンスカンパニー・ケダゴロを率いる下島礼紗による、子宮とキンタマを巡る壮大なダンス作品!

振付・演出・構成:下島礼紗

  • 日時 2024/12/13(金)~2024/12/15(日)
  • 会場 大スタジオ
  • 料金 一般:5,000円 / 神奈川県民割引(在住・在勤):4,500円 / 24歳以下:2,500円 / 高校生以下:1,000円 / 満65歳以上:4,500円
  • KAme
    先行
    2024/9/21(土)
  • 一般発売 2024/9/28(土)
  • お問い
    合わせ
    チケットかながわ 0570-015-415(10:00~18:00)

公演情報

"あると思っていたものがなく、ないと思っていたものがある”。 子宮とキンタマを巡って、ヒトとしての存在を鋭く問い直す

 

韓国国立現代舞踊団(KNCDC)とKAAT神奈川芸術劇場の国際共同制作により、気鋭のダンスカンパニー・ケダゴロを率いる下島礼紗の新作を上演します。 

 

オウム真理教や連合赤軍のリンチ殺人など集団における狂気や同調圧力をテーマにした『sky』(2018年)や、殺人事件で指名手配を受けた整形逃亡犯・福田和子を取り扱った『ビコーズカズコーズ』(2021年)、世界中に衝撃を与えた船舶事故を題材とし、KAATで初演した『세월(セウォル)』(2022年)など、下島は常に、ダンス作品としては異色なジャーナリスティックな視点を持ち、実際の事件や社会問題を取り上げながら、創作を通して観客に強烈な印象と鮮烈な問いを投げかけてきました。 

 

『黙れ、子宮』(英題:『Shut Up Womb』)は、下島が韓国国立現代舞踊団(KNCDC)に委嘱を受け彼女自身の身体性にフォーカスを当て、2021年11月に発表した作品です。KNCDC's Asian Choreographer Project の一環として、「My family are off-limits(家族は立ち入り禁止)」という公演テーマのもと創られたこの作品は、下島が自身の身体を、韓国の文化の中で読み直して得た「気付き」から始まっています。2024年度のシーズンタイトル「某」が問うように、自分自身が何者であるのかという問題に正面から向き合い、日韓共同制作によるダンスという身体表現を通して、家族という規範の解体や分断、あるいは血のつながりや家族という枠組みから抜け出さざるを得ない個の在り方について、私たちに問いかけてくるのです。 2021年に発表した作品をベースに2024年度版としてさらに進化させながら再創作し、韓国のダンサーと、ケダゴロのメンバーを含む日本のダンサーが壮大に綴る新作としてお届けします。

 

掲載情報

8/15 朝日新聞 下島礼紗さんインタビュー

キャスト・スタッフ

【振付・演出・構成】下島礼紗

【出演】

Lee Kyunggu Lee Daeho Im Sojeong    
下島礼紗

 

木頃あかね 小泉沙織 中澤亜紀(ケダゴロ)    
大貫桃加 小野寺夏音 小島優花 鈴木菜々 麗羅 ほか

 

コメント

振付・演出・構成:下島礼紗

私には生まれつき子宮がありません。子宮が形成されなかったのではなく、この世に子宮を持ち込まないことを私が選択し、母の胎内で自ら子宮を取り外して産まれてきました。「胎内で自ら選択した」ということ。これは韓国の数え年の文化にインスピレーションを得て後から発見したのです。    
2011年3月、18歳の私に医者は言いました。「あなたにはキンタマがあるかもしれない」。震災の真っ只中、私の身体の中でキンタマが大きく揺れていました。    
“あると思っていたものがなく、ないと思っていたものがある” 。この<欠落>と<余分>の感覚が、「私は女である」ことをなぜか強く自覚させました。

今回、2021年に韓国国立現代舞踊団(KNCDC)から委託され制作した作品『黙れ、子宮』を土台とし、私が、私の身体をめぐって韓国・日本で体験した出来事を題材に再創作します。

【2024年度ラインアップ発表より】

 

プロフィール

下島礼紗プロフィール画像

振付・演出・構成:下島礼紗

1992年生、鹿児島県出身。7歳から地元鹿児島でよさこい踊りやジャズダンスなど様々なダンスに取り組む。桜美林大学在学中に木佐貫邦子にコンテンポラリーダンスを学ぶ。2013年「ケダゴロ」を結成し、以降、全作品の振付・構成・演出を行う。自身のソロ活動も併行して行い『オムツをはいたサル』(2017年初演)は国内外10カ所以上のフェスティバルで上演し多数の賞を獲得。2021年には韓国国立現代舞踊団 「Asian Choreographer Project」 にて、委嘱作品として『黙れ、子宮』(振付・出演)を上演。近年ではアジアを中心に、韓国、香港、シンガポール、インドネシア、台湾、北アイランドなど、海外アーティストとの国際共同制作作品を多数発表。「KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD 2020」にて京都賞(大賞)とオーディエンス賞をW受賞。第17回「日本ダンスフォーラム賞」受賞。公益財団法人セゾン文化財団<セゾンフェローI(2022-2025)>、国際ダンスフェスティバル『踊る。秋田』公認アソシエイト・アーティスト。

 

ケダゴロ

下島礼紗が主宰するダンスカンパニー。2013年結成。現在は6名のメンバーを軸に活動を行う。主な作品として、連合赤軍事件を題材に、クリエーションの過程を集団的狂気の構造と重ねるカンパニーの代表作『sky』(2018)、1980年代の「松山ホステス殺害事件」犯人である、整形逃亡犯の福田和子を題材とした『ビコーズカズコーズ』(2021年)、最新作として、韓国における「セウォル号沈没事故」に取材した『세월』(2022)などがある。 また、「SIDance」(韓国)や、「Hong Kong Dance Exchange」(香港)など、海外のダンスフェスティバルからも招聘を受ける。 “「ダンス」とは、世の中を解釈する為の一つの手法である” という理念のもと、国境を越えて「論争」を生む作品を国内外で発表している。近年は自作を自ら批評的な視点で解体し、再構築して発表するという独自の再演手法の開発に取り組んでいる。2021年、「KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD 2020」にて、大賞にあたる「京都賞」と「オーディエンス賞」をW受賞。    
 

韓国国立現代舞踊団(KNCDC) 
2010年に設立された韓国唯一の国立現代舞踊団。KNCDCは、卓越した創作能力を持つアーティストとのコラボレーションによるダンスを通して、歴史、社会、現代の日常生活など、地域や世代を超えて楽しめる韓国のコンテンポラリーダンスの創造を目指している。    
KNCDCは新作の創作に特化した組織として、ダンス公演における多様な現代的価値の実現を目指し、本格的な芸術的方向性を持つ振付家を招聘し、プロジェクトごとに最適なダンサーを選定して作品を制作している。また、アーティストの権利を保護することで、ダンスカンパニーとしての安定した体制の中で、アーティストが自由に個性を発揮できるよう取り組んでいる。

 

【STAFF】

作曲・音楽監督:Jang Younggyu 

美術:杉山 至 

照明:Kong Younwha

衣裳:Choi Insook     
プロダクション・マネージャー:佐藤大祐

舞台監督:齋藤亮介 

スケジュール

12月13日(金) 19:00☆
12月14日(土) 13:00◎/ 18:00■
12月15日(日) 13:00

 

開場は開演の30分前

◎=託児サービスあり。公演1週間前までに要予約・有料(マザーズ0120-788-222)  

■=記録撮影のため客席にカメラが入ります。あらかじめご了承ください。

☆=終演後にアフタートークを行います <所要時間:20分程度>

12月13日(金) 19:00終演後

<登壇者>下島礼紗(振付・演出・構成)、長塚圭史(KAAT神奈川芸術劇場 芸術監督)

※アフタートークは当日のチケットをお持ちの方のみ参加できます。

 

【鑑賞サポート】※要事前申込
全公演=人工内耳や補聴器をご使用の方のきこえを補助するヒアリングループを設置します。
※ヒアリングループ受信機の貸出しもございます。

▼詳細・お申込みは、社会連携ポータルサイトをご覧ください

https://social-inclusion.kanagawa-arts.or.jp/support/106#support_content

チケット

チケット発売日

KAme先行(かながわメンバーズWEB先行販売): 2024/9/21(土) ~

かながわメンバーズ入会はこちら

一般:2024/9/28(土)

チケット料金

全席指定(税込)

一般5,000円
神奈川県民割引(在住・在勤)神奈川県民割ロゴ4,500円
U24チケット(24歳以下)2,500円
高校生以下割引1,000円
シルバー割引(満65歳以上)4,500円

メインシーズン〈2期〉 2作品を通してご覧いただけるセット券を発売!(1,500 円お得)

<8月18日(日)発売>

まだここ通ってない』(10/18~20)

黙れ、子宮』(12/13~15)

 

※神奈川県民割引は、チケットかながわの電話・窓口・WEBにて9月21日より取扱い(前売のみ、枚数限定、要住所確認)
※U24、高校生以下、シルバー割引はチケットかながわの電話・窓口・WEBにて9月28日より取扱い(前売のみ、枚数限定、要証明書)

※車椅子でご来場の方は、購入前にチケットかながわにお問い合わせください。 

※D列が最前列となります。
※未就学児の入場はご遠慮ください。

※営利目的の転売禁止。※公演中止の場合を除き、チケットの変更・払い戻しはいたしません。  
※開演後のご入場はお待ちいただき、指定席にご案内できない場合がございます。

チケット取扱い

チケットかながわ
インターネットで予約・購入はこちら

電話で予約・購入

0570-015-415(受付時間:10:00~18:00)

プレイガイド情報

■チケットぴあ   https://pia.jp/t/kaat/(Pコード:528-439)

■イープラス      https://eplus.jp/kaat/

■ローソンチケット https://l-tike.com/play/kaat/ (Lコード:35138)

お得なチケット

シーズンチケット発売!

各作品の発売に先駆けて、最速でチケットをご購入いただける「シーズンチケット」を発売!

神奈川県民割引よりお得な特別割引料金でお買い求めいただけます。

<チケットかながわ 窓口・電話・WEBで取扱い(前売のみ・枚数限定)>

 

2期分以上ご購入:2025年度ラインアップ発表会にご招待(2025年春実施予定・応募者多数の場合抽選)

3期通してご購入:2024年度イヤーブック(年間上演作品をまとめた写真集)をプレゼント

 

■シーズンチケット<2期>

<8/18(日)発売>

【対象作品】

まだここ通ってない(10/18~20)

黙れ、子宮(12/13~15)

【チケット料金(一般のみ)】8,500円(1,500円お得)

 

■シーズンチケット<1期>【発売中】

【対象作品】『リア王の悲劇』(9/16~10/3)、『品川猿の告白 Confessions of a Shinagawa Monkey』(対象公演日11/29~12/8)

【チケット料金(一般のみ)】13,700円(2,300円お得)

 

■シーズンチケット<3期>

【対象作品】『花と龍』(2025年2月)、『愛と正義』(2025年2月~3月)

※<3期>の詳細は決定次第お知らせいたします。

 

>>シーズンチケット詳細


<ご来場の皆さまへのお願い>

ご来場前に必ず「ご来場のお客様へのお願い」をご確認ください。

※上演中・開演前・休憩中・終演後を問わず客席からの舞台撮影はご遠慮いただいております。

 

主催:KAAT神奈川芸術劇場

企画制作:KAAT神奈川芸術劇場、韓国国立現代舞踊団

共催:横浜国際舞台芸術ミーティング実行委員会(YPAM2024連携プログラム) 

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(国際共同制作公演))、独立行政法人日本芸術文化振興会

お問い合わせ:チケットかながわ 0570-015-415(10:00~18:00)

文化庁ロゴ画像(左)、マグカル県民文化祭ロゴ画像(右)