地点『ギャンブラー』ワークインプログレス公演(2021年10月) photo:Takuya Matsumi

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地点『ギャンブラー』

  • 日時 2022/1/12(水)~2022/1/16(日)
  • 会場 大スタジオ
  • 料金 全席指定(税込) 一般:4,000円 学生:3,000円
  • KAme
    先行
    2021/11/13(土)
  • 一般発売 2021/11/20(土)
  • お問い
    合わせ
    合同会社地点 075-888-5343

公演情報

【当日券情報】
各公演 開演45分前より、5階大スタジオ入口の当日券売場にて販売いたします。
※ご購入者名及び連絡先をお伺いいたします。予めご了承ください。

<上演時間:約80分(休憩なし)、アフタートーク約25分>


ぼくはね、日ごとにますますあなたが好きになっていくんです。
でも、これってほとんどありえないことですよ。
こんなことがありながら、運命論者にならずにいられるものでしょうか?
だからそう、たぶん、ぜったいに勝つはずだって気がするんでしょうね。

 

『賭博者』の邦題で親しまれてきたドストエフスキーの中編小説を舞台化。原作は、救いがたい愚かさのなかにドストエフスキー流の人間観察と文化論がちりばめられ、不思議な高揚感と爽快さがたまらない魅力の作品。「勝負に出る」ことさえ躊躇われる世相にあって、どこかノスタルジックにさえ思われる欲望渦巻く空間とタガの外れた時間を創出します。音楽を担当するのはバンド「空間現代」。地点×空間現代の最新形にご期待ください!

 

原作:フョードル・ドストエフスキー 翻訳:亀山郁夫
演出:三浦基

出演:安部聡子 石田大 小河原康二 窪田史恵 小林洋平 田中祐気 相生翠

 

【あらすじ】

ドイツの架空の街、ルーレッテンブルク。ロシア人の「将軍」とその家庭教師であるアレクセイ、将軍の愛人であるフランス人女性マドモワゼル・ブランシュ、フランス人公爵デ・グリュー、英国人実業家ミスター・アストリー、将軍の義理の娘でアレクセイが恋慕するポリーナ……。賭博の町にたむろする上流階級の人々。しかし将軍の財産はとっくに底をついており、故郷ロシアで「おばあさま」が死に、遺産が転がり込むことを期待して日々を送っている。ところが、そこに死にかけていると思われていた「おばあさま」が姿を現し、一行の目の前でルーレットによって全財産を蕩尽してしまう。ポリーナが借財により危機に直面していることを知ったアレクセイは取り憑かれたように勝負して大勝するが、ポリーナは金を受け取ろうとしない。失望したアレクセイはマドモアゼル・ブランシュに誘惑されパリへ。豪奢な生活により資産が枯渇すると、アレクセイはブランシュの元をはなれて再びルーレット場に戻っていく。

 

アフタートーク出演者決定 (12/27更新)

『ギャンブラー』の上演期間中、ゲストをお招きしてのアフタートークを連続で開催します。

 

1月12日(水)19:00の回終演後
出演:三浦基、湯山玲子(著述家・プロデューサー/日本大学藝術学部文芸学科講師)

1月13日(木)19:00の回終演後
出演:三浦基、長塚圭史(劇作家・演出家・俳優/KAAT神奈川芸術劇場芸術監督)

1月14日(金)19:00の回終演後
出演:三浦基、亀山郁夫(名古屋外国語大学学長/世田谷文学館館長)

1月15日(土)15:00の回終演後
出演:三浦基、楯岡求美(東京大学文学部スラヴ語スラヴ文学・准教授)

1月16日(日)15:00の回終演後
出演:三浦基、野口順哉(空間現代)


【プロフィール】

地点(ちてん)
演出家・三浦基が代表をつとめる。既存のテキストを独自の手法によって再構成・コラージュして上演する。言葉の抑揚やリズムをずらし、意味から自由になることでかえって言葉そのものを剥き出しにする手法は、しばしば音楽的と評される。2005年、東京から京都へ移転。2013年には本拠地・京都に廃墟状態の元ライブハウスをリノベーションしたアトリエ「アンダースロー」を開場。レパートリーの上演と新作の制作をコンスタントに行っている。2012年にはロンドン・グローブ座からの依頼で初のシェイクスピア作品『コリオレイナス』の上演を成功させるなど、海外での評価も高い。2006年、ミラー作『るつぼ』でカイロ国際舞台芸術祭ベストセノグラフィー賞受賞。2017年、イプセン作『ヘッダ・ガブラー』で読売演劇大賞作品賞受賞。

 

三浦基(みうら・もとい)
地点代表、演出家。1973年生まれ。桐朋学園芸術短期大学演劇科・専攻科卒業。1999年より2年間、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリに滞在する。2001年帰国、地点の活動を本格化。2005年、京都へ拠点を移す。著書に『おもしろければOKか? 現代演劇考』(五柳書院)、『やっぱり悲劇だった「わからない」演劇へのオマージュ』(岩波書店)。2007年、チェーホフ作『桜の園』の演出で文化庁芸術祭新人賞受賞。2011年度京都市芸術新人賞、2017年読売演劇大賞選考委員特別賞、ほか受賞多数。


空間現代(くうかんげんだい)
2006年結成。メンバーは野口順哉(gt/vo)、古谷野慶輔(ba)、山田英晶(dr)。編集・複製・反復・エラー的な発想で制作された楽曲を、スリーピースバンドの形態で演奏。これによるねじれ、 負荷が齎すユーモラスかつストイックなライブパフォーマンスを特徴とする。地点のほか、Moe and ghosts、飴屋法水、吉増剛造、contact Gonzoなど、先鋭的なアーティスト達とのジャンルを超えた作品制作も積極的に行う。2016年、京都・錦林車庫前にライブハウス「外」をオープン。2018年、空間現代×坂本龍一『ZURERU』をリリース。2019年、アルバム『Palm』、2021年、最新アルバム『Tentei』をリリース。2019年度京都市芸術文化特別奨励者。


【STAFF】

音楽  :空間現代

舞台美術:杉山至  
衣裳  :コレット・ウシャール
照明  :藤原康弘  
音響  :西川文章
舞台監督:大鹿展明 
宣伝美術:松本久木 
制作  :田嶋結菜 清水翼

 

提携:KAAT神奈川芸術劇場

主催:合同会社地点
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会
お問合せ:合同会社地点 075-888-5343

京都公演 

2022年1月19日(水)〜22日(土)

スケジュール

1.12(水) 19:00
1.13(木) 19:00

1.14(金) 19:00

1.15(土) 15:00

1.16(日) 15:00

 

アフタートーク出演者 (12/27更新)

1.12(水) 三浦基、湯山玲子(著述家・プロデューサー/日本大学藝術学部文芸学科講師)
1.13(木) 三浦基、長塚圭史(劇作家・演出家・俳優/KAAT神奈川芸術劇場芸術監督)
1.14(金) 三浦基、亀山郁夫(名古屋外国語大学学長/世田谷文学館館長)
1.15(土) 三浦基、楯岡求美(東京大学文学部スラヴ語スラヴ文学・准教授)
1.16(日) 三浦基、野口順哉(空間現代)

 

開場は開演の30分前

※誠に恐れ入りますが感染症拡大防止の観点より、お祝い花(ロビー花・楽屋花)、プレゼント、お手紙など差し入れは辞退申し上げます。

チケット

チケット発売日

KAme先行(かながわメンバーズWEB先行販売): 2021/11/13(土) ~2021/11/19(金)

かながわメンバーズ入会はこちら

一般:2021/11/20(土)

チケット料金

全席指定(税込)

一般:4,000円

学生:3,000円

 

※営利目的の転売禁止。

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