KAAT舞台技術講座
PROGRAM A「舞台技術者の国際協働」
PROGRAM B 「劇場に潜む危険を学ぶ」
- 日時 2018/1/9(火)~2018/1/12(金)
- 会場 ホール
技術が高度化し、また作品制作のプロセスが複雑になりつつある今、演出家やデザイナーの意図を、より的確にかつ安全に具現化するために、舞台技術者が視野を広げ、また能力を向上させていくことが、強く求められています。
KAAT神奈川芸術劇場では、プロフェッショナルとして活動している舞台技術者が、専門分野を超えて視野を広げ、スキルアップするための場として、舞台技術講座を継続的に企画・開催していきます。
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PROGRAM A :「舞台技術者の国際協働」
◆A-1「テクニカルライダーって何ですか」
1月9日(火)10:30-12:30
【講師】
堀内真人
KAAT神奈川芸術劇場 技術監督
近年増え続ける国際共同製作や海外公演、招聘公演。大掛かりで商業的な公演のみならず、先鋭的な作品においても、海外との接点を持つ機会が増えてきています。そうした国際協働の現場で、舞台技術者は、どのようにその役割を果たしていくことができるのでしょうか。
招聘公演や海外公演を行う際に必ず話題にあがる「テクニカルライダー」について、具体的な事例を参照しながら、その目的や、内容、関連する作業や、携わる人たちなどについて、紐解きます。過去2回おこなっている講座ですが、要望にお応えしての再登場です。
◆A-2「舞台技術者の海外研修」
1月10日(水)13:30-16:00
【スピーカー】
平井徹
彩の国さいたま芸術劇場/H27年度文化庁在外研修でイギリスにて研修
佐藤日出夫
音響デザイナー/H24年度文化庁在外研修でオーストリアにて研修
大島広子
舞台美術家/H22年度文化庁在外研修でドイツにて研修
これまでも、多くの舞台技術者が文化庁の新進芸術家在外研修制度などで、海外で研修をおこなってきました。その成果は、帰国後の国内での活動によって問われるところが主ではありますが、同時に、それは国際協働の貴重なトレーニングであり、またネットワークを広げる機会でもあります。
近年海外で研修をされた舞台技術者の方々にお集まりいただいて、海外での研修と今後の活動について、国際協働の視点からお話しいただこうと思います。国際協働に関わる、また関心のある舞台技術者、制作者の参加を広く募ります。
PROGRAM B :「劇場に潜む危険を学ぶ」
◆B-1「劇場人のヘルスケア - 実践・現場のケガの応急処置」
1月11日(木)13:30-17:00
【講師】
小曽根史代
NPO法人 芸術家のくすり箱 理事・事務局長
岸麗華
(有)トライ・ワークス/アスレティックトレーナー, L.S.F.A. Safety Provider、鍼灸あん摩マッサージ師
田口真理恵
(有)トライ・ワークス/アスレティックトレーナー, 日赤救急法救急員、鍼灸師
公演現場あるいは創作の場では、表現を追求するあまり、どんなに注意を払っても、不慮のケガはおこりがちです。打撲・ねんざ・骨折など、ケガに正しく対応する方法をご存知ですか?ケガの悪化を防ぎ、早期回復をうながす応急処置法は、身体が資本の劇場人だからこそ、おさえておきたいもの。 「芸術家のヘルスケア」について啓蒙活動を続けているNPO法人『芸術家のくすり箱』の皆さんから、現場のケガの応急処置法を実践的に学び、また広く「劇場人のヘルスケア」について考えていきたいと思います。
◆B-2 「客席空間の安全を考える」
1月12日(金)13:30-17:00
【講師】
米森健二
空間創造研究所
劇場の中で、舞台と対峙する存在である客席空間。観客が安心して上演を鑑賞する場であると同時に、近年では様々な演出行為が、客席にまでその領分を広げ、その意味合いも大きく変わりつつあります。時によっては、客席の形状自体を変えたり、あるいは仮設の客席を設えることも珍しくなくなってきました。あらためて、「安全な」客席空間、あるべき客席の姿を考えてみましょう。多くの劇場の設計や改修計画に携わられている、空間創造研究所の米森健二さんを講師に迎え、客席空間を整備する際に求められる条件やそれに関連する法規、足下灯や非常誘導灯について、またフロントサイド、シーリングなど客席空間に隣接する舞台技術拠点の安全に関して学びます。
【対象】
舞台技術スタッフとして活動されている方(所属問わず)。劇場・実演団体等の管理運営業務・企画制作等の職務にある方。
【参加費】
各講座 1,000円/当日、受付にてお支払いください。
【定員】
A-1、A-2、B-2は80名。B-1は45名。
【締切】
2018年1月4日(木) ※先着順(定員になり次第、締め切ります。)
【申込み方法】
件名に「舞台技術講座 応募」、本文に以下の①〜⑦の必要事項をご記入いただき、FAXまたはメールにてお送りください。
FAX:045-633-6529(KAAT舞台技術課 直通)
メール宛先:oubo@kanagawa-af.org
【必要事項】
①氏名(フリガナ) ②勤務先や学校名などの所属団体名及び職種や学校での専攻 ③連絡先 TEL(携帯番号でも可 ④メールアドレス(oubo @kanagawa-af.orgからのメールが受け取れるようにしてください)⑤参加を希望する講座名(A-1, A-2, B-1, B-2 )⑥舞台技術の経験の詳細もしくは現在の職務 ⑦参加動機について
※ご応募の際の個人情報は本事業に限り使用させていただきます。
主催・企画制作:KAAT神奈川芸術劇場
協力:公共劇場舞台技術者連絡会
平成29年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
スケジュール
「テクニカルライダーって何ですか」
1月9日(火)10:30-12:30
◆A-2
「舞台技術者の海外研修」
1月10日(水)13:30-16:00
◆B-1
「劇場人のヘルスケア - 実践・現場のケガの応急処置」
1月11日(木)13:30-17:00
◆B-2
「客席空間の安全を考える」
1月12日(金)13:30-17:00
チケット
チケット料金 |
各講座1,000円
当日、受付にてお支払いください。
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