たいらじょう「はなれ瞽女おりん」
- 日時 2011/9/18(日)~2011/9/19(月)
- 会場 大スタジオ
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KAme
先行 2011/7/12(火) - 一般発売 2011/7/14(木)
待望の初演決定!
いままで観たことがない衝撃的な人形劇
12歳で人形劇界にデビュー以来、人形操演、美術、構成、演出にいたるまで全てをひとりで行い、人形劇界における数々の賞を受賞、急成長を遂げる人形劇アーティスト“たいらじょう”による新作を創作します。
これまで、寺山修司原作『毛皮のマリー』や泉鏡花原作『天守物語』など、原作者と真摯に向きあい原作に忠実に舞台化しながら、人形劇でしかできない表現を創り上げた作品の数々は高い評価を得ています。今回は、北陸の四季を背景に、盲目の女旅芸人と脱走兵の男との愛を描いた水上文学の名作に挑戦、人形とたいらじょう自らによる演技を織り交ぜて進行する情感のこもった人形劇の新たな地平を切り開きます。
はなれ瞽女おりん
おりんは若狭の貧村に生まれ、3歳で全盲になったため、6歳の時から三味線などの芸事を仕込まれ、瞽女(ごぜ)として生きて行くさだめを背負うことになった。(瞽女とは、盲目の女性たちが一座を組み、門付けなどをしながら地方を廻る旅芸人のこと。)
おりんはある村の祭りの夜、若い衆に手込めにされたことで、座の掟破りとして追い出され、「はなれ瞽女」として一人旅を強いられることになった。「はなれ瞽女」は、仲間の戒律を破ったため一座からはずされ、一人で三味線をかついで門付けをしながら孤独な旅を余儀なくされる女旅芸人である。
時は大正中期、第一次大戦が終わり、不況が世界をおおった時代、シベリア出兵そして米騒動と、その余燼がくすぶっていた頃、門付けしながら生きて行くことは、 つらく哀れなことだった。しかし、おりんには涙をはらう明るさがあった。
おりんは、とある阿弥陀堂で、村の男に襲われたがそれを助けてくれたのが 岩淵平太郎であった。下駄職人を装い行商して歩く平太郎は、実はシベリア出兵を拒否した脱走兵、捕らわれれば死刑という身の男だったのだ。それとは知らぬ彼女は 平太郎を兄のように慕って一緒に旅をつづけるのだが――。
盲目の旅芸人・おりんと、警察や憲兵隊に追われる男・平太郎との愛を、北陸の美しい原風景の中に描く悲劇。
スタッフ・キャスト
原作/水上勉
脚本・演出・美術・作曲・人形操演/平常(たいら・じょう)
主催/ヴォイス・ファクトリイ株式会社
提携/KAAT神奈川芸術劇場(指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団)
たいらじょう公式サイトはこちら http://tairajo.com/jo.htm
原作/水上勉
脚本・演出・美術・作曲・人形操演/平常(たいら・じょう)
スケジュール
9.19(月・祝) 14:00
※開場は開演の30分前
チケット
チケット発売日 |
KAme先行(かながわメンバーズWEB先行販売): 2011/7/12(火) ~ かながわメンバーズ入会はこちら一般:2011/7/14(木) |
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チケット料金 |
全席指定:6,500円(当日7,000円)
※未就学児童の入場不可
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