瀬戸内オデッセイプロジェクト×KAAT

「現代サーカスのための技術創作ラボラトリー」

  • 日時 2024/8/25(日) 14:00 開演
  • 会場 大スタジオ
  • 料金 参加料:1500円【定員100名/要事前申し込み】

公演情報

瀬戸内サーカスファクトリー(SCF)は、フランスの現代サーカスカンパニー・バシンガ共同設立者であり技術監督であるヤン・ナーツ(Jan Naets)と、演出に関わる大規模で複雑なロープワークを得意とするガエル・オネジェ(Gaël Honneger)の2人を招き、技術創作ラボラトリーを実施します。

SCFと神奈川芸術劇場が共催し、当劇場「カイハツ」プロジェクトの一環として、大スタジオにて6日間にわたり、実施します。

当ラボラトリーは、「DADDA」という本格的な現代サーカス創作プロジェクトを視野に、フランスの現代サーカストップランナーが器具設置技術(リギング)の知識と経験を共有しながら、日本の現代サーカスの未来の創作を担うアーティストや技術者を育てていく機会となります。  
6日間のラボの成果報告を、トークと実演にて、一般公開で行います。

 

掲載情報

9/5 朝日新聞 レポート

 

登壇・出演

ヤン・ナーツ

ガエル・オネジェ

ラボラトリー参加の日本人サーカスアーティスト5名

堀内真人(KAAT神奈川芸術劇場 )

田中未知子(一般社団法人瀬戸内サーカスファクトリー)

 

プロフィール

ヤン・ナーツ Jan NAETS 

ヤン・ナーツプロフィール写真

技術監督/ 共同芸術監督
社会人になってパフォーミング・アーツに出会い、俳優としての訓練を始めるが、最終的には特殊教育の教育者として訓練を受ける。精神科病院、未成年者受け入れ施設、路上教育者として都市部で働く。Zomer van Antwerpenフェスティバルのテクニシャンとしてボランティアに参加し、舞台芸術の世界と繋がる。2004年、街を訪れたカンパニーLes Arts Sautsから、技術者として参加しないかと誘われ、2ヵ月後、彼らとともに旅に出た。Dragone、Buren-Cirque、Gratte Cielなどでの訓練を経て、2009年にCirk Vostの技術監督に就任。
大規模なサーカステント、竹の構造物を経験し、舞台にも上がり始めた頃、新たな道が開かれた:2014年、彼はバシンガ・カンパニーを共同創設した。カンパニーの発展とともに、教育者、技術監督、アーティスト、すべてが彼の中で再会してきたようだ。

 

ガエル・オネジェ Gaël Honegger

ガエル・オネジェプロフィール写真

リガー/ロープアクセス技術者/ライン・クリエイター
過去10年間、ガエルはリガーとしてのスキルを活かして、最も野心的なプロジェクトに携わってきた。特に、Circo Madrugadaや、カンパニーGratte CielのPlace des Anges(天使の広場)では、チロリエンヌ(ジップライン)や空中浮遊のシステム設置を専門とする。また、シルク・ヴォストなど他のカンパニーとも定期的に仕事をしている。2016年、バシンガ・チームに加わり、彼らの「トラヴェルセ」という、サイトスペシフィックで大規模な綱渡りの設置において、ヤンのパートナーを務める。
 

 

カンパニー・バシンガ Cie Basinga 

2013年に、綱渡り師・タチアナ・モジオ・ボンゴンガと技術者ヤン・ナーツ、制作者・エミリー・ペキュニアがカンパニー・バシンガを設立。
バシンガとは、タチアナの父親の祖国であるコンゴ共和国の言葉で「綱」「絆」を意味する。
バシンガの特長は、ヨーロッパの景色の空中に忽然と姿を現す、大規模なサイトスペシフィック綱渡りであり、規模は高さ数十メートル、距離数百メートルにも及ぶ。自然の渓谷渡りや、建築物や丘に向かって空中を歩く綱渡りなど、圧倒的な規模と美しさを誇るタチアナの綱渡りを支えるのは、言うまでもなく、高い技術と経験値を有する技術者集団であり、集団を束ねるのが共同設立者のヤンである。
カンパニー・バシンガにとって最も重要なことは、人と人を結ぶ絆であるという。彼らの大綱渡りでは常に、地元住民ボランティアによる“キャバレッティ”と呼ばれる参加を募り、タチアナが綱を渡る間、等間隔に地面に向かって引かれた綱を持ち、身体で支えて揺れ止めをするのである。キャバレッティを担う人々は、タチアナの歩みの振動を感じ、タチアナも地上の人々の動きを感じる。命がけの綱渡りに“キャバレッティ”という方法をとる綱渡り師は極めて少ないが、「一人の力がかけても大綱渡りはできない」という信念と哲学が、バシンガの行動の基礎にある。
バシンガの技術者たちは、現代サーカスの空中ブランコ集団や、大規模な公共空間パフォーマンスなど様々な分野で設営技術を担う専門家であり、創作過程に寄り添う、この芸術に不可欠な存在となっている。

スケジュール

2024年8月25日(日)14:00〜16:00

チケット

チケット料金

参加料:1,500円
 

【申込方法】

お申込みフォームにてご予約いただき、当日会場にて現金精算でお支払いください。

 

<申込締切:8月24日>※定員に達した場合は締め切らせていただきます。

 

■定員:100名(先着順)


 <ご来場の皆さまへのお願い>

ご来場前に必ず劇場HPの「ご来場のお客様へのお願い」をご確認ください。

 

主催:一般社団法人瀬戸内サーカスファクトリー 
共催:KAAT神奈川芸術劇場 
助成:日本万国博覧会記念基金事業 | 笹川日仏財団、Institut Français Paris
        文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)| 独立行政法人日本芸術文化振興会
 

お問い合わせ: 一般社団法人瀬戸内サーカスファクトリー  メール:info@scf.or.jp

文化庁ロゴ

  • 季刊誌 神奈川芸術劇場 「KAAT PAPER」ページへ
  • KAATバーチャルツアーへ
  • 長塚圭史がお届けするウェブラジオRADIO KAAT
  • カイハツプロジェクト活動報告へ
  • KAAT神奈川芸術劇場でご観劇の皆様に横浜中華街のお得なサービスのご案内
  • 横浜中華街ウェブサイトへ
  • チケットかながわウェブサイトへ
  • ご支援のお願いウェブサイトへ
  • 神奈川芸術プレス WEB版ウェブサイトへ
  • マグネット・カルチャーウェブサイトへ
  • 共生共創事業ウェブサイトへ