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主催事業情報 2024/12/27 KAATアトリウム映像プロジェクト vol.31|原田郁
KAAT神奈川芸術劇場エントランスに広がるアトリウムに映し出される巨大映像。
12月27日(金)より原田郁さんの作品《NESTED WORLD》を上映します。
コンピュータ上に作られたKAATの建物内に行き来する、現実と仮想が交差する映像作品となっています。
上映期間
2024年12月27日(金)-2025年3月27日(木)
●会期中無休 10:00-18:00
●夜公演がある日は終演時刻まで上映
<観覧無料>
作品説明
《NESTED WORLD》2024年 10分27秒
「NESTED WORD」とは、ひとつの世界がもうひとつの世界の中に包まれている状態や、入れ子構造を象徴しています。この作品では、仮想空間の中に現実が反映され、その現実もまた仮想空間の影響を受けるという、双方向的なつながりを探求しています。
KAATの建築空間を舞台に、視線の移動とともに建物内部のディティールや、窓越しに見える横浜の景色が現れます。そしてその中に点在する原田郁の作品が、現実と仮想の重なり合う新たな空間を生み出します。
「私たちは何処に立ち、何を見ているのか?」この問いを通じて、現実と仮想の境界が曖昧になる瞬間を体験していただければと思います。これは単なる映像作品ではなく、現実と仮想が交錯する「場」そのものとしてのKAAT空間を描き出す試みです。
プロフィール
原田郁|Iku Harada
2008年よりコンピュータ内に仮想の理想郷を立ち上げ、その世界での擬似体験を通じて目にする風景を主に絵画として表現している。現実と仮想世界の融合を試みることで、観客を新たな体験へと誘う。主な展覧会に「MOTアニュアル 2023:シナジー、創造と生成のあいだ」(東京都現代美術館、2023年)、「多層世界の中のもうひとつのミュージアム」(ICC[東京]2021年)、公開制作「もうひとつの世界 10年目の地図」(府中市美術館[東京]2019年)など。
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▼KAATアトリウム映像プロジェクト上映作品一覧